2008年04月10日

サケ稚魚放流会

houryuu1.jpg「わたしたちの川に 大きくなって 戻ってきてね」
サケの稚魚は、月形小3年生、札比内小2〜6年生、花の里保育園年長組の約50人による「願いの言葉」をかけられ、約4ヶ月間育てられた「ふるさと」を後に、長くて大きな旅に出発しました。

このサケの稚魚は、昨年10月12日に恵庭市の道立ふ化場で採卵され、12月3日に発眼卵の状態で月形町にやってきました(約1,000個)。月形小、札比内小、花の里保育園、月形町役場でそれぞれ大切に育てられ、仔魚から稚魚へ、体長も約5cmとなって今日の日を迎えました。

飼育途中、あまりの低温に水槽全体が凍ったり、水が合わなくて弱ったりしたこともあったそうですが、最適積算温度を保つために水槽の場所を変えたり、月形の名湧水「北郷の名水」をわざわざ汲んで使用したり、ひとかたならぬご苦労があったようです。
飼育の担当者や、育ち具合を毎日観察していた子供達にとって、今日の日を迎えられたことは感慨もひとしおだったことでしょう。私も役場玄関を入る度に「サケ」が気になっていたので、我が子の旅立ちのようで嬉しいです。【観察日記・サケの仔魚
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houryuu2.jpgさて実際の放流は、ちらいおつ遊び塾裏手の須部都川で行われました。主催者である月形町と「花の里つきがた水と緑を愛する会」のみなさん手作りの「放流台」は、雪解け水で増水した川に安全にゆっくりと放流できるように工夫されたもので、竹製の樋(とい)がくくりつけられていました。

放流は保育園生から始まり、小学生、そして大人へ。総勢120余名。

houryuu3.jpg稚魚が数匹入ったコップを手渡されると、中のサケが勢いよく暴れ出し
「ぼくは生きてるんだ。さあ、旅に出かけるぞ!」
と、サケの意気込みが手の中から私の全身に伝わってきました。それを樋(とい)の淵から水といっしょにゆっくりと流すと、サケが遡上するように水の流れに抵抗してしばし姿を留めています。しかしそのうち川面に落ち、水面付近でスルスルッと身体をくねらせて
「じゃあ!」
と言って力強く川の流れに消えていきました。

放流の後は、(財)石狩川振興財団 沖さんによる「川のお話」。
・今日放流したサケが、これからどういう経路をたどるのか
(須部都川 → 石狩川 → 石狩湾 → アリューシャン列島(2〜3年)→ 同じ道を戻る) 
・紙芝居「川の水はどうして無くならないのか」「どこから来るのか」

そしてその後の交流会では、月形産ジャガイモ「北あかり」と月形産米のカレーライスを囲んで今日までのご苦労をねぎらうとともに、この先サケが戻って来られるように「須部都川の魚道の整備※」の話をして解散になりました。
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「サケの放流事業」は今年初の試みでしたが、私は「サケ」という生きものを介して、実に多くの関連性を学びました。
・月形には良い水があり、それを守っている人がいる。
・水を守るために森があり、森に関係したたくさんの仕事がある。
・サケが戻ってくるためには、帰れるような川にしなくてはならない(魚道の整備)
・生物多様性と遺伝資源の保護
・サケの稚魚の飼育により、子供達が「サケ」「郷土」に関心と愛着を持つ。
・この事業を進めるにあたり、関係する公的機関は多方面におよび、様々な繋がりと協力が必要なこと。

折しも放流をした場所は「知来乙」。アイヌの言葉で「イトウの住むところ」。
昔イトウが悠々と泳いでいたところに、今度はサケが泳ぐ姿を想像しています。

※須部都川の魚道・・・現在、石狩川から須部都川の放流地点までの間に3つの堰(約1m)があります。サケは下ることはできても上ることはできません。大きくなって戻ってくるまでの間に、魚道を整備していただきたいと切に願っています。
(現在建設中の石狩川頭首工には3種の魚道が整備されています。)
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2007年12月24日

2007冬至 キャンドルナイトin月形

soto.jpg12月22日冬至。キャンドルをモチーフに環境を考えるイベント「キャンドルナイトin月形」が、月形町知来乙小跡地の「ちらいおつ遊び塾」にて開催されました。

私も所属する「地球を愛する会@月形」にとって、このイベントの開催は今年の夏至に次いで2回目ですが、今回は空知支庁の「移動エコラウンジ」と一緒に、ちらいおつ遊び塾の協力も得られたので、企画から当日に至るまで大人数でじっくりと取り組むことができました。大人数になったとはいえ、「一人ひとりがイベントを作り上げる」「一緒に楽しむ」という精神はそのままで、手作りの温かいイベントになったと思います。
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さて当日は、15:00〜 第一部「スノーランタンとミツロウキャンドル作り」を、空知支庁の移動エコラウンジの方々が指導してくださいました。

ranntann.jpgスノーランタンはバケツと一升瓶さえあれば誰でも簡単にすぐにできるので、次から次へ作り続け、あっという間に会場の周り一杯になりました。日が落ちてくるとランタンからこぼれる灯りが道のようで、とても素敵な光景でした。みんなで一緒に作ったからこそアッという間に出来たと思うと、喜びもひとしおです。

ミツロウキャンドルは、溶かしたミツロウ(滝川市の養蜂家から入手・地産地消)にロウソク芯を浸けては出し、浸けては出して作ります。根気のいる作業ですが、手を動かす度にロウソクが育っていくのはとっても楽しく、大人も童心に返ってはしゃいでいました。キャンドルは直径2cmくらいの雫型になったところで完成です。
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dai2bu.jpg18:00〜 第二部は「キャンドルナイト」です。元体育館の会場にロウソクの灯りが映えるなか、フルートとピアノの演奏(岩見沢市の中学生による)で幕が開きました。優しい調べとともに、大きな「かまくら」のような不思議な空間の出現です。
耳に残る「ユポイ ヤイヤ エーヤ」の歌と手遊び、環境クイズ、全員で合唱した「大きな歌」。時間とともに会場内が一体化していくのを感じます。
この後、第一部で製作したミツロウキャンドルに火を移しながら、環境について一言話す自己紹介。ゆったりと流れる時間の中で、日ごろの生活を見つめるちょっとした「きっかけ」になりました。
そして「静粛の時間」。リラックスした体勢で目を閉じ、五感をとぎ澄まし、自由に思考をめぐらす時間。途中に朗読(「世界が100人の村だったら」「ハチドリの一滴」)もあり、最後はユーフォニュームの静かな音で目覚めました。

最後に恒例の「手形押し」。大きな白い布に、キャンドルナイトの度に色を変えて手形を押していきます。今回は黄色。いつかこの白い布が色とりどりの手形でいっぱいになり、「記念の旗」が完成するのが楽しみです。
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大きなイベントをやり終えて、満足感と心の安らぎを感じます。

仲間がいたからできたこと、
一緒にいたから感じられたこと、
限られた灯りや音しかなかったから見つけられたこと、
「キャンドルナイトin月形」から、沢山の恵みをいただきました。

こういう豊かでゆっくりとした時間がいつまでも持てますよう。
世界が平和で、穏やかな暮らしができますよう。

祈るだけでなく、行動していきたいと思います。
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2007年07月09日

ソフトボール大会

昨日の日曜日(7月8日)、月形町行政区対抗ソフトボール大会がありました。
通常この時期は花生産者にとって大忙しの時期なので、この行事には参加できないのですが、今年はなんだか時間が出来たので初参加です。

私の行政区からは2チームが参加し、私達のチームは見事準優勝することができました。前評判は決して高くないチームだったので、喜びもひとしおでした。また私はピッチャーとして参加し、完封1を含む3試合の登板で敢闘賞を頂きました。嬉しかったです。

この(農繁期の)時期に、こうして地域の人達と一緒になってスポーツするのは、なんて楽しいことなのでしょう。大きい声を出し、身体を思いっきり動かして、気持ちを表現する・・・最高の気分転換でした。スポーツ大好きです。

あ〜それにしてもストライクを取るのは難しいです。力任せの私はコントロールが定まらず、バウンドしたかと思えば飛び上がるほどの高い球を投げてしまったり。私の球を身体を張って受けとめてくれたキャッチャーがいたからこその敢闘賞でした。Nさん、本当にありがとうございました。

明日(いや明後日か)、きっと左後腿が張って歩けない程痛いかもしれません。でも心は栄養充分です。
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2007年06月28日

「キャンドルナイトin月形」で見えたもの

alt我が家では、もう随分と前からキャンドルナイトをやっていましたが、今回こうして仲間と一緒に向かえたのは初めてでした。
家族だけのものとは違ったキャンドルナイト、そこで見えたものは・・・

「キャンドルナイトin月形」で、私は企画の段階から参加し、当日は花材などの収集と受付、思い出フラッグづくりを担当しました。本番の2時間+αは、仲間と一緒の時間を分かち合い、それはそれで楽しかったです。

でもやっぱり、私は準備段階が一番楽しかった!! 

何もないところから自分達の思い描く「キャンドルナイト」を人に伝えて形にする作業は、時として意見がぶつかり、時として不可能と思えたり。右往左往しながら、それでも一つ一つ形になって、自信になって、あっという間に過ぎていきました。
企画や準備と言っても、私がやれたのは全体のごく一部でしたが、それでも始めの段階から参加できたことが何よりで、本当に「心豊かな時間」を過ごさせてもらったと感謝しています。

それから、仲間と一緒のキャンドルナイトを過ごしたにもかかわらず、家族の大切さを再確認させられたのも事実です。

当日、キャンドルの下に敷くイタドリの葉とアカツメクサなどの小花を調達するのが私の担当でした。ともに約200枚(本)。

夕方、息子(小5)と須部都川の土手で草花を摘み始めました。
すると息子が「お花さん、ごめんなさい。」「お花さん、ごめんなさい。」
と言って摘んでいます。
私「どうしてごめんなさいなの?」
息子「だってお花さんはここにいたらずっと咲いていられるのに、僕が摘んじゃったら死んじゃうでしょ。」
私「そう。でもさ、このお花は摘んだあと今日のキャンドルナイトで使われて、みんなにキレイだねって言われるんだよ。無駄にされちゃうわけじゃないから大丈夫なんじゃないの。」
息子「そうだね。じゃあ僕もう言わない。」

そしてその後
息子「お母さん、こうして二人でお花摘んだりするの久しぶりだね。」
と言ってニッコリ笑っていました。

私はふ〜っと肩の力が抜けました。
「時間までに数を確保しなくちゃ」なんて思いで必死に摘んでいたのがバカみたい。
そうだよね、「ステキ」って喜んでくれる人の顔が見たくてやっているんだし、息子とこうして花摘みできるのはもう何度もないかもしれない。この時間を大事にしなくてキャンドルナイトに何の意味があるんだろう。心づくしのおもてなしができれば、例え体裁が悪くたって何の問題もない。
「心豊かな時」の積み重ねがあって初めて「心豊かな時間」を共有できる。
こう思えた時、私の中で「キャンドルナイトin月形」は既に始まっていたことに気付きました。

こんなステキなことを気付かせてくれた息子。そしてこの息子がのびのびと振る舞える家族。私にはかけがえのない存在だと言うことを改めて感じさせてくれました。


日常の中の「宝物」を気付かせてくれた「キャンドルナイトin月形」。
やっぱりステキなイベントでした。どうもありがとう。
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2007年06月21日

「キャンドルナイトin月形」は明日

poster1.jpg poster2.jpg

環境NPO「地球を愛する会@月形」のイベント「キャンドルナイトin月形」は、いよいよ明日です。町内の人目につきそうな場所(公共施設、金融機関、商店など)にポスターを貼ったので、目にしている方もいるかもしれません。

「灯りを消してスローな夜を」の呼びかけのもと、全国で色々なイベントが開催されます。夏至の明日はそのメインデーです。きっと明日はテレビや新聞から「キャンドルナイト」の話題が、たくさん溢れ出てくることでしょう。
「100万人のキャンドルナイト公式HP」http://www.candle-night.org/

「キャンドルナイトin月形」の詳しい内容は、地球を愛する会@月形のHPをご覧下さい。http://moonflorist.seesaa.net/


それで今日は、スタッフ数人で最後の打ち合わせをしました。話し合っているうちにアイデアがでてきて、より一層素敵なイベントになりそうです。それにその隣では、歌や音楽を披露してくれるメンバーも練習に励んでいました。

大の大人が集まって大人げないくらい、はしゃいでいます。自分達で企画して、準備して、本当に楽しいんです。こういう自発的なことこそが「まちづくり」の原点であり、原動力なんですよね。私はこのメンバーの一員であることに誇りを持っているし、何より創造的で、楽しくて、大好きです。

明日は午後7時から、母と子の家(市北6、月小隣り)で行います。どなたでも無料で参加できますので、ぜひいらしてください。
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2007年05月23日

桜の植樹

5月19日(土)、月形町営円山スキー場の跡地で「桜を植える会@円山」が行われました。

これは、円山・里山づくり行動隊(代表 寺地正)の呼びかけで、北海道千本桜運動の一環として提供された桜の苗木30本を植樹するものです(5月20日(日)北海道新聞朝刊空知版に、写真入りの記事で紹介されていた。)。円山・里山づくり行動隊では、今回の桜の植樹を皮切りに、自然体験や心の癒しができる里山を造っていく計画だそうです。

参加費(円山・里山づくり行動隊年会費1,000円+植樹代500円、以降毎年維持費として会費1,000円が必要)を支払うことで植樹した桜に名前を付けることができます。

私の参加している「つきがた まちづくりNPOふきのとう」と「地球を愛する会@月形」も、この企画の趣旨に賛同し、それぞれ桜を植えました。
私は今回植樹はできませんでしたが、これから先の管理作業(下草刈り、雪囲い等)に参加できればと考えています。そしていつか自分達の樹の下でお花見ができたら素敵ですね。それに里山が回復して、色々な木の実拾いや木漏れ日の中の散策できたら、年月を重ねた重厚な満足感でいっぱいになることでしょう。その最初に立ち会うことができて幸せです。


このように町民が自分達の環境改善のために汗を流す企画は、これからの「まちづくり」の良いモデルになると考えます。行政には、このような町民の自発的な企画と行動(新たな取り組み)を積極的にバックアップして欲しいです。
私が思うに、まちづくりとは常に新しいことへの取り組みだと考えます。その時に前例を踏襲して「できない」「やらない」理由を見つけるのではなく、どうすれば実現できるかを工夫する「考える行政・動く行政」になって欲しいです。
そして私は、議員としてそれを支えたいと考えています。
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2007年05月18日

自分を振り返る、道端の出会い

今日は夕方からPTAの懇親会があり、その帰り道のこと。
午後10時過ぎ。
今朝から雨が降ったり止んだり、その時も小雨が降っていた。

私は歩いて帰宅途中、
自転車に乗ったおじさんが私の横をする抜け道端で止まり、
そこにある大きな金属製の箱を空けてなにやら操作していた。

私   「こんばんは。何しているんですか?」
おじさん「ここに排水用のポンプが埋まっていて、
     警報がでたから操作しに来たんだよ。
     雨が降って水位が高くなっているから。」
私   「えっ! ここに操作盤があったんですか!
     警報って、夜中の場合も来るんですか?」
おじさん「ああ。」
私   「いやあ、大変ですね。 それじゃあ、おやすみなさい。」

ほとんどの町民が知らないところで、おじさんは粛々と自分の仕事をしているんですよね。そしてその仕事の積み重ねで、安全で快適な町が保たれているんですよね。
ありがとうございます。
こんな風に、人の手で町が支えられていることを再確認する出会いでした。

さて、
私には(町の維持のために)どんな仕事が課せられているのか。
はたして、私はその仕事を粛々とこなしているだろうか。
自分の役割を考える出会いでもありました。
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2007年02月28日

「地球温暖化」授業の感想

 先日行った「地球温暖化について」の授業の最後に、子供たちに以下の2つのことについて自由に書いてもらいました。

 1. 地球温暖化を防ぐために、自分が出来ると思うこと
 2. この授業の感想

みんな枠一杯に、思い思いに書いてくれました。

「自分が出来ること」で特に多かったのは次の3つです。

● 植物を植える、大切にする。
● 車に乗るのを減らして自転車に乗る。歩く。
● ゴミをリサイクルする。

 小学4年生が身近なことから、自分に出来ることを真剣に考えてくれた答えで、とても嬉しかったです。二酸化炭素の排出量に換算すると大したことはないかもしれません。でも身の回りから、できることから始めるという姿勢が、ひいては大きな運動に繋がり、この問題を解決する早道なのかもしれないと思いました。


 大量生産、大量消費のこの時代、普通に暮らしているだけでその流れに乗っているのです。自らその生活に疑問を持ち、流れに竿さす行動をしていかなければ方向は変えられないと思います。私たちの授業がその竿を差すきっかけとなり、流れに逆らう為のほんのちょっとの勇気になれたら最高です。


 子供たちからの「授業の感想」には

● おもしろかった。
● 勉強になって良かった
● 温暖化がダメだということは知っていたけど、
  こんなことになっていたとは知らなかった。

ということが書かれていました。子供たちに私たちのやろうとしていたことが届いたような気がしました。

【後日談】
 今日の夕方、町内のスーパーでの出来事です。
レジで小4の女の子とそのお母さんに会い、挨拶を交わしました。女の子は私が食品を風呂敷に包んでいる様子を横目で興味深く見ていました。私が帰ろうとした時、女の子の手には余分で使わなかったレジ袋があり、お店の人に返そうとしていました。

今までもそうしていたのかもしれませんが、少なくとも女の子は先日の授業のことが頭にあり、私の行為に興味を持っていたことに間違いありません。女の子の気になることの一つに「地球温暖化」が加わったことは確かで、一つの成果だと思いました。

子供たちは、これからを拓く人です。授業をやって良かったです。
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2007年02月24日

小学校で「地球温暖化」の授業をしてきました

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去る2月21日、私の所属している環境NPO「地球を愛する会@月形」の事業として、月形小学校4年生の総合学習の時間に「地球温暖化について」の授業をしてきました。講師は代表の平尾さんと私です。
 



授業の内容は、
1. 地球温暖化のメカニズム
2. 地球の平均気温の変化(西暦1000年〜2100年の予測)
3. 現在進行している地球温暖化による影響
 (写真)アフリカ:水不足によって食糧不足になったラクダ
     南極 :気温上昇の影響を受けたペンギンの赤ちゃん
     北極 :氷が薄くなって氷上を歩けない北極グマ
     南太平洋ツバル:満潮で浸水する住宅
 (イメージ画像)100年後の両国国技館:1mの海面上昇で浸水
4. 二酸化炭素の排出量(乗り物編)
5. 自分でできる地球温暖化対策
6. 朗読「ハチドリの物語」

 授業は1校時分(45分)の予定でしたが、盛りだくさんの内容と丁寧な説明、真剣に聞いてくれる子供達の熱意で、あっという間に70分間が経ちました。途中、休憩をとらなかったのですが、子供達はずっと集中して授業に参加してくれました。

また、子供達に
「最近、大気中に二酸化炭素が多くなったのはなぜか?」
「どうやったら減らすことができるか?」
という質問を投げかけたところ、次から次へと手が上がり、私が黒板に書き取るのが間に合わないほどでした。

最後の「ハチドリの物語」では、最初に私が朗読し、その後全員で読み上げました。教室が一体感に包まれ、授業は終了しました。

今回の授業の最後に、子供達に「自分にできる温暖化対策」と「授業の感想」を書いてもらいました。これについては後日改めて、私の感想も含めて書きたいと思います。

今回の授業をするに当たって、担任の先生や教職員の方々にはたいへんお世話になりました。また当日参観してくださった保護者の方(3名)もありがとうございました。
地球温暖化を食い止めるために今から行動しなければ、という危機感や使命感が少しでも子供達に伝わり、またその家族にも・・
たぶん伝わったのではないかと思います。
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2007年02月18日

劇団がたっこ 第2回公演

昨日の夕方、月形町多目的研修センターで 劇団がたっこ第二回公演「スケッチブックボイジャー」が上演されました。300人くらいは集まっていたんじゃないかと思います。

劇団がたっこは、2年前の12月に町内の小1〜高3までの有志20人で結成され、昨年2月に第一回公演を行い大成功を収めました。今年は新たにメンバーを加え、2時間ものの長編に挑戦です。
「スケッチブックボイジャー」は成井豊さんの作品で、劇団「キャラメルボックス」でも上演されて得いるそうです。 一言で説明するにはちょっと複雑な設定でしたが、舞台なのにテレビを見ているような場面の展開や子供達の熱演に、2時間はあっという間に過ぎました。
私は今回、世話役の友人に誘われて見に行ったのですが、本格的なお芝居で本当に面白かった。脚本や演出が良かったのは言うまでもありませんが、それ以上に子供達が一生懸命に取り組み、楽しんでいるのがなにより良かった。

私はこの本番までの間、子供達が体育館で練習していたのを何度となく目にしていました。なかなかまとまらなかったり、練習がはかどらなかったりで苦労している話も聞いていたので、正直どんな公演になるか少し不安でもありました。でもでも、とっても素晴らしかった!
最後にカーテンコールで全団員が舞台に上がったとき、小さい頃から知っているあの子やこの子の満足そうな顔が見られて、涙が一筋こぼれました。自分達で達成するって素晴らしい!
それにそれを陰から手助けする大人達(衣装やヘアメイク、音響や演出など)も素晴らしかった!

人口4000人、小中学生合わせて300人もいない小さな町だけれど、今日は月形の底力を感じ、幸せ気分いっぱいです。

posted by ゆみこ at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

行政区対抗ミニバレーボール大会

本日「月形町 行政区対抗ミニバレーボール大会」が開催された。

いわゆる地区対抗戦で、男女別で6人制バレーボールをする。ただコートとネットはバドミントン、ボールはビーチボール大のゴムボールで、これが北海道で盛んなスポーツ「ミニバレー」だ。
今回はローカルルールとして、40代以上が2人、30代が1人必ず入らなければならない。

私の所属する行政区は独身者向けの団地があるので若い子が多い。いつもはほとんど顔を合わせることがない人も今回はたくさん参加してくれて、総勢15人の大所帯となった。(他のチームはせいぜい8人程。)
先週は練習期間。高校以来の運動という人や、体力のない若者も多く、今年は厳しい状態だと覚悟していた(他のチームも、私達が相手にならないと思ったに違いない。)

そして今日の本番。今朝はじめて顔を合わせる人もいる中、年代バランスをとりながらスタート。「全員参加で楽しいバレー」を目標にやっていたところ、あれよあれよと点数が入り、結果2勝1敗。相手も「こんなはずでは!」という表情だった。
ヘタはヘタなりにみんなで声を出し、メンバーチェンジをしながら全員参加で頑張ったミニバレー、とっても楽しかった。

端から見ていた人が「一番盛り上がっていたね。」とお褒めの言葉。だって1セットも取れないと思っていたから、点数が入る度に優勝したような喜びようでコートを駆け回っていた私達。若さも手伝って、コートの中も外もとってもにぎやかで良い雰囲気だった。

今日の試合を終えて、やっぱりチームプレーなんだなあ、と。それにただ純粋に(好きなことを)楽しむことの大切さ、前向きに考えることの力強さを実感した。
自分一人の殻に閉じこもっていては自分の本当の力も発揮できないし、自分がベストを尽くそうとすることで周りもそれに応えてくれることを、今日は身をもって体感した。

今日は大人版、月形の底力を感じました。
posted by ゆみこ at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月27日

国道の除雪

 ちょっと古い話になってしまったのですが、約1週間前、家の前を通る国道275号線の排雪がありました。

※ 雪国でない方にはなじみのない言葉ですので、少々解説すると
除雪:降った雪をどかす(寄せる)こと。
排雪:貯まった雪を別の場所(雪捨て場)に運び出すこと。 

 写真は上から、排雪前(1月19日)、排雪途中(21日)、排雪完了(23日)です。(写真の腕が悪くてごめんなさい。)

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【排雪前】 国道脇には雪がうずたかく積まれ山のようになっています。これは国道と歩道の雪を除雪し積み上げたためです。




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【排雪途中】 写真が地層ならぬ雪層になっているの分かりますか? 雪の山の道路側半分を切り取るように排雪したので、雪層が現れました。下半分は初雪から今年初めにかけて降った分(約1ヶ月分)で、降雪が少なかったために溶けて積もってを繰り返し、途中に粉塵などが混じって黒い氷状になっています。上半分の白いのがここ10日間で積もった分。一度にたくさん降るので白い雪の状態のままです。

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【排雪完了】 道が広くなっ手見通しがよくなったでしょ。





 うちの前の国道は片道1車線ですが、路肩を含めると本州の2車線分はあります。そこに広い歩道がつているので、こんな田舎でも立派で広い道路となるわけです。
 夏にここを通る観光客は「広すぎる」「必要ない」と思うでしょう(私も最初そう思っていました)。でも一度雪が降り始めるとあっという間に雪に占領され道幅は半分になってしまいます。住んでみてその必要性を実感しました。


 排雪は例年、暮れと1月末、2月末の3回行われますが、今シーズンは最初小雪だったので今回が1回目。開発局も経費削減できてよかったのでは。

 ああ、あとどのくらい降るのだろう? ちなみに昨日の積雪は130cm。総降雪量は4〜5mといったところでしょうか。
posted by ゆみこ at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月31日

穏やかな大晦日

 12月始めに雪が降り続いたものの、 中旬以降は晴れ間もあり気温もさして下がらなかったので、 除雪に時間を取られることもなく順調に農仕事が終わりました。
 こんなに余裕がある年末も久々です。

しめ飾り.jpg osechi.jpg
 我が家のこの年末の家事作業は
28日に年賀状づくり(いまだにプリントゴッコ)
29日に大掃除(気になるところだけ)
30日にお正月の飾り付けと年賀状書き
そして今日31日は、おせち料理作り(といっても3品)。

 何事もできる範囲で、できる程度にする年越しですが 、恒例の年末行事を無事終えてホッと一息ついたところです。


 北海道のちょっと田舎、ここ月形の役場は 12月30日〜1月8日までお休み(暦の関係でいつもより長い)。
 我が家の食料品の調達所、Aコープ(農協)も 1月1日お休み、2日は午前のみ(初売り)、3日、4日はお休み。 だから我が家は年末のうちにお正月の食糧をしっかり買いだめしました。

 こんな感じで、 今も「年末」の活気と「お正月」の静かな雰囲気を楽しめます。

 ああ、やっぱり月形が好き!!
posted by ゆみこ at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月09日

ネットワーク地球村の講演会「美しい地球を子供達に」

 先日、地球村のメンバーの友人に誘われ標題の講演会に行ってきました。私を含め月形から11人、うち私たちの仲間8人で1台の車に乗り込み、苫小牧まで出かけました。

 講演は、地球環境の現状(危機的状況)と、それを回避するためにどうすればいいのかを参加者(約200名)に問いかけるものでした。講師はNPO法人ネットワーク『地球村』の代表 高木善之さんです。
 地球環境についてはメンバーの友人からいろいろ話は聞いていましたし、自分自身も興味があってそこそこの知識は持っていました。当日は新たな情報の入手と共に、この組織の様子と、講師の伝える力を勉強する目的で参加しました。

 講演の内容でいくつか新鮮な視点はありましたが、多くは既に知っていることでした。また、いくつかデータが示されましたが、その数字にあまり意味がない感じを受けました。データはその見せ方や解説の仕方で見る側を誘導してしまいます。ビジュアル的には大きな力がありますが、私の場合はかえって気を削がれてしまいました。
 このような理由で、講演の内容より他の部分に意識が流れてしまったのは事実です。
 
 私が今回気になったのは、講演会場あるいは茶話会場(講演終了後に行われた少人数で講師を囲んで話し合う場)で高木さんのコーチング手法による話し方の波長にピッタリ合っていた(話に共感し、意思表示していた)のは女性と年配の方に多かったということです。その世代に何かを伝えようとしたら、このスタイルは有効なのかもしれません(もちろん高木さんの人間力の賜ではありますが)。

 話を戻します。
 自分なりに地球環境を考えた場合、「登山生活」に近い事をすれば環境負荷が少なくてすむと思っています。食糧や水は自分で背負い上げねばならず、必然的に最小限になります。持ち込めるエネルギーも少ないですから自然の恵みを利用しながら、無駄も省くでしょう。
 でもこの生活もバックヤードとして今の人間の営みがあって成り立つものです。食糧を現地調達するには限りがありますし、そこで作る(農業をする)ことは排泄物を処理するのと同じように環境に負荷をかけます(有機物の投入、微生物の増殖、植生の変化)。いろいろな意味で、人間が生きていくことそれ自体が環境に負荷を掛けているので、突き詰めていけば生きることができなくなります。

 しかしながら既に人間はもう長い間地球に存在し、その人間の環境でしか生きられない生物も生まれています。何が地球のためになるのかは一概には言えないくらい複雑に絡んでいるのが現実です。
 人間の文化も教育も長い歴史の中で複雑に絡んで発展してきています。文化や教育を否定したところで、別の面ではその文化や教育の恩恵を受けて育ったものに支えられていることだってあります。私には何が良いのか悪いのか、他の人に胸を張って伝えられることは少ないです。

 高木さんの言うように、考え行動することからしか始まらないと私も思います。考えるその基礎を膨らまし、5つ(自分からの視点、相手からの視点、第三者の視点、過去からの視点、未来への視点)と言わずたくさんのカメラを持って物事とらえ、そして何より自ら動くことが大切だと再確認させられました。親の背中を見て育つ子供のように、私の背中で何かを感じる人にしか物事伝えられないと思いました。


 なんだかんだ言いましたが、いろいろ考えさせられ、また影響も受け、パワーを感じる講演会でした。誘ってくれた友達と、同じ空気を吸いながら考えを巡らす時間と空間を与えてくれた7人の仲間にありがとう。

 月形には、こういう事に興味を持って友達を誘う人がいます。その誘いに乗って出かける人がいます。この行動が未来へとつながるのだと確信しました。素敵な町です。
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2006年11月23日

献血したことありますか?

alt 月形町には年に3回、定期的に献血車がやってきます。そこで11月13日に献血したときの「血液検査成績」ハガキが今日届きました。左の写真はハガキを左右に開いた状態のもので、この面には検査内容と説明それに標準値が、この裏側に私の過去5回分のデータが載っています。

 今回は血色素量がちょっと足りなくて200mlしか献血できませんでした。なんでも、基準値が高めに設定されているので(輸血する人にとって濃い血液の方が望ましいから)血色素量が足りないからといって普段の生活には問題がないそうです。でもせっかくなら400ml献血したかったなあ。体重は基準(400ml献血の場合は男女とも50kg以上)を充分クリアーしているんだから。
 過去5回のデータがあるので見比べてみると、毎回ほぼ同じでいたって健康。これは嬉しいお知らせです。

alt 今回1年ぶりに献血したのですが、システムが変わり暗証番号を入れて本人確認するようになりました。それに献血カードも変わりました(見た目には同じですが、材質がテレフォンカード様)。そして何より、献血できる条件が厳しくなっていました。以前に比べ、各種ウイルス、海外渡航歴などの条件が加わっています。より安全な血液の確保のためにはしかたのないことですが、こうなると献血する前の問診の段階で不適合になる人が相当増えているのではないかと心配になりました。
 
 現代社会は高度医療の提供の他、寿命も長くなって血液の需要も増えていると聞きます。人それぞれの考えがあると思いますが、もし興味があったら、ぜひ一度献血をしてみて下さい。
 私は「自分も誰かの役に立てるんだ」というほんのちょっとの誇りと、自分の健康管理のために献血をしています。
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2006年03月26日

月形と私

 唐突に「きのこ」の話題から始めましたが、これからよろしくお願いします。
 私は北海道月形町に住む者です。月形町は札幌から北に50km、空知支庁に属します。北には樺戸連山、北東から南西に向かって石狩川が流れ、冬は周りの地域より一層深い雪に包まれる風光明媚な土地です。それに米や色々な種類の野菜が採れ、切り花の生産が盛んな農業の町です。北海道にありながら本州の里山を思わせるような、変化に富んだ素敵なところです。
 私が月形に住み始めてから12年が経ちました。私は月形が好き。その思いは年々強くなっています。だから月形を伝えたい。私の感覚を通して月形を見てください。
posted by ゆみこ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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