2006年07月09日

スカビオサの除草体系

P7080024.jpg スカビオサ定植.jpg


 スカビオサの定植から1ヶ月が過ぎ、雑草も随分大きくなったので草取りをしました。上の写真は左が現在(除草後)、右は1ヶ月前(定植直後)です。スカビオサの成長は非常にゆっくりなので、見比べても大きさの変化に気づきにくいです。

 我が家では辛い除草作業を減らすため、定植前に除草剤を使用しています。そのお陰で雑草の数が随分と減り、短時間で大面積の除草を終えることができました。農業は植物を育てる仕事なので、同じ植物であり肥料や水を奪ってしまう雑草を防除(取り除く=除草)することは重要な作業です。ただ雑草も子孫を残すために必死なので、栽培している植物より遥かにたくさんの種を着けますし、生育のスピードも速いです。また厳しい環境でも育つような強靱なDNAを持っていています。

 我が家の除草体系は、まず雪解け後の草が生えそろった(草丈20〜30センチ程度)段階で、多年生雑草(株や根からも増殖する雑草。タンポポ、スカシタゴボウ、スズメノカタビラ、スギナなど)と、その時発生している一年生雑草(種から増える雑草)を除草剤(一般名:グリフォサート)で枯らします。この除草剤は植物体内に吸収された後、植物体内を移行します。ですからこの除草剤が植物体の一部に付着するだけで、(個体の全て)根までしっかり枯らします(ただし枯れ上がるスピードはゆっくりです。また土の上に落ちたものは土壌微生物によってすぐに分解されます)。
 次に、畑を起こし定植をする直前に土壌処理除草剤(一般名:ペンディメタリン)を散布します。畑を起こすことによって物理的に除草がなされ、畑は草がない状態になります。そこへ除草剤の薄いベールをまとわすように、表面に均一に除草剤を散布し処理層を形成します。雑草の種は土中で発芽し、土壌表面に向かって芽を伸ばしてきます。その時必然的に処理層を通過して除草剤を吸収し枯れていきます。この種の除草剤は発芽直後の雑草にしか効かないので、後から定植する花の苗にはほとんど影響しません。

P7080031.jpg 以上の2つのステップで理論上は全ての雑草が防除できることになりますが、現実には左の写真のように雑草が生えてきます。これは均一な処理層を作っているつもりでも撒きムラなどで処理層が薄い部分があったり、苗を植える際に処理層に穴を開けることにより処理層が崩れ、苗の周りに雑草が生えやすくなるためです。また土壌中には無数の種が潜んでいるので100%完全には防除することはできません。よって、後は人海戦術となるわけです。


posted by ゆみこ at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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