2006年06月17日

スカビオサの定植

スカビオサ定植.jpg 昨日、スカビオサの定植が完了しました。約10日間かけて75,000株の苗を路地の圃場に植え付けました。苗がしっかり根付くまではこまめに水を与えるので、灌水チューブも設置してあります(写真の黒いひも状のもの)。その後は天の恵みを受けて自力で育ってもらいます。

 植え付けた苗は草丈約8cm、本葉が6〜8枚程度に育ち、根もしっかり巻いた状態で立派に成長しています。セルトレー(2cm四方、深さ3cm程度の小さな鉢(セル)が縦8×横16=128コつながって一枚のトレー状になったもの)で苗を育てたので、写真のように根が下の方で巻いた状態になっていますが、これは定植時に扱いやすいようにするためです。
P6130017.jpg 種から伸びた最初の根(種子根:しゅしこん)は本来、地下に向かってまっすぐに伸びます。地下深く伸びることによって留まっている水分を吸い上げ、干ばつにも耐えられるようになります。種子根が地下に伸びるのと同時にその途中から枝のように新しい根が出てきます。これを2次根(にじこん)といいます。2次根は立体的に根を張り、多くの土から水分を吸い上げ、そしてそこからは3次根が発生し・・・と広がります。根は水分と一緒に養分(肥料分)も吸い上げます。

 セルトレーで苗を作ると、この種子根の地下への伸長を制限してしまいます。ですからトレーの中であまり大きく育ててしまう(根を巻かせてしまう)と、その後の生育に影響がでてしまうことがあります(一度巻いてしまった根は自力で真っ直ぐになることはできないので、地下深くにある水を利用できない)。かといって根の巻いていない状態の苗を定植するのは非効率的(手間がかかる)です。また直接圃場に播種したのでは発芽が不揃いになりやすく効率的な作付けができない上、栽培期間が長くなり採花できない可能性があります。


 今日現在のスカビオサの苗は、学校に上がったばかりの子どもの状態です。親の助けを借りながら自分で大きくなろうとしています。親としては子どもが元気にすくすく育つように環境を整えてやらなければなりません。それに自然の恵み(温度、光、雨)も欠かせません。
 元気に育ってね。頑張れスカビ!




posted by ゆみこ at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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