2006年06月14日

「つ・て・>・1」のご褒美

 ここ3週間ほど、草取りや定植やピンチ(=摘芯:てきしん 植物先端の成長点を摘み取って脇芽を出させる)作業の連続で、体力的にキツイ状態です。一日8時間以上しゃがみ込んだ状態で体を「つ」の字のようにしています。作業に余裕があれば休み休み体を伸ばしながらできるのですが、定植やピンチは作業を行う「時期」が重要なので一気にやってしまわなければなりません。そんなわけでちょっとキツイです。
 お茶の時間になり「つ」の字で作業していた体を起こそうとすると「て」の字になります。起きようとしているのに背中はまっすぐにしかならず、膝は折れ曲がっています。しばらくその状態でいると少しずつ背中と腿が自由になってきて「>」の字になり、やがて普通の人のように「1」となってスッスと歩けるようにります。
 「て」の状態でも歩くことはできますがその時は、まるで研ナオコ演じる「ナオコお婆ちゃん」のようです。40歳前の私が70歳すぎのお婆ちゃんに見えるから不思議です。どんなに若々しく、自然に歩こうと思ってもできないのです。と言うより、自然にお婆ちゃんを演じることができるのです。
 
 こんなキツイ作業ですが素敵なご褒美もあるんですよ。地面と30cmくらいの距離で向き合っていると土の状態や苗の成長の様子、苗についた病気や害虫の発生状態など、農家として重要な情報を得ることができるます。そのうえ色々な種類の虫の動き、風の匂い、土の温度など「人も自然の一部として生きているんだなあ」と雄大な気持ちになれて癒されます。余計な雑音に惑わされることなく自問自答して考えを高めることもできます。それにこんなキツイ作業を3週間も続けられる自分の忍耐力に感心できたり、自信がついたり。合わせて筋力アップもされていて、ご褒美もまんざらではないです。
 農業=3K(キツイ、汚い、・・・)と言うけれど全くナンセンス。自由度も自主性も創造性も最高の職業なんです。


posted by ゆみこ at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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